こんにちは、「MBK」です(¯∇¯٥)
先日、協力医療機関である「日の出ヶ丘病院」よりお知らせとともに1枚のFAXが届きました
介護に携わる方々の心に触れるものが「そこ」にはあるのではないでしょうか
是非ご一読くださいませ
*ネットの詠み人知らずの「詩」となります
~~私のかわいい娘へ~~
私が年を重ね、老いに気づくようになったときには、どうか落ち着いて受けとめてくださいね。
そして何より、私が置かれている状況を、できる限り理解しようとしてくれると嬉しいです。
同じ話を何度も繰り返すかもしれません。
そんなときには、「さっきも聞いたよ」なんて言わず、ただ耳を傾けてください。
あなたがまだ小さかった頃、眠りにつくまで私は何度も同じお話を読み聞かせたことを思い出して。
私がお風呂に入りたがらなかったら、どうか叱らないで。
かつてあなたが嫌がって逃げ回ったとき、私はあなたを追いかけて、お風呂に入れてあげたでしょう?
新しいことを前に私が戸惑っていたら、急がずに、ゆっくり時間をかけて覚えさせてください。
かつてあなたにいろんなことを教えたように、今度は私に教えてほしいのです。
食べ方や、服の選び方、髪の整え方、そして毎日を穏やかに過ごす心の持ち方まで。
あなたが私に教えてくれることが、きっとあるはずです。
私が話の途中で、何を言いたかったのか分からなくなってしまったときには、そっと時間をください。
そして、もし思い出せなくても、心配しないでくださいね。
どうか、いらだったりせずにいてください。
私にとっていちばん大切なのは、あなたがそばにいてくれることです。
もし私が昔のように歩けなくなったら、そのときは手を取って、一緒に歩いてください。
あなたが初めて歩いたとき、私はそうしたように。
その日がきても、どうか悲しまないで。
私の最期の日々を、愛情とともに見守ってくれたら、それだけで十分です。
共に過ごした時間、あなたと生きてきた日々、私はそれらすべてに感謝しています。
満面の笑顔と、惜しみないあなたの愛に包まれて、私は幸せでした。
ありがとう。
そして――
これからも、どうかよろしくね。
心からの愛を込めて。
あなたの母より
「おわり」